この記事では、1BTC=1億円超えるための条件を明確にします。最近のアメリカ政府の動向や、需要増加の実例、供給減少のデータを基に、ビットコインがさらなる上昇をする可能性について具体的に解説します。
本記事の執筆者
クリプトが大好きで、毎日まじめにリサーチしてます。
主にポスプラで活動中。
・(株)PostPrime公式LIVE 暗号資産News 水曜MC
・PostPrime年間アワード Analyst賞受賞
1. ビットコインが1億円超える可能性とは?
1-1. 1BTC=1億円超えのシナリオ条件を解説
画像は2025年1月時点のBTC月足です。見ての通り長期足で、非常に強い上昇トレンドを描いております。
現在の価格は1BTC1500万円前後、ここから6.66倍になると1億円になります。どんな条件が揃えば、実現するのでしょうか?
1-2. 免責事項:超楽観的なサブシナリオです。DYOR
これからめちゃくちゃ楽観的な話をしますが、これはあくまで『可能性が低い方のサブシナリオ』です
1つのエンタメ、フィクション物語としてお楽しみください。投資助言ではありません、DYOR!
可能性が高い方、2025年のメインシナリオについては、この投稿の最後でお伝えします。それでははじめましょう。
2. 背景:米国がビットコインに強気な理由と裏事情
2-1. トランプ政権が仮想通貨に強気
まず、来年の1/20(現地時間)に、大統領に就任する予定のトランプさん。
世界最大国家のリーダーが、ビットコインにめちゃくちゃ強気です。
BTCを米国の戦略的準備金に加える法案を検討しています。チームメンバも、クリプトに友好的な人事が進んでいる事がForbesなど各種メディアで報道されております。
なおトランプは大統領選挙に勝利しただけではなく、共和党も上院・下院ともに過半数を取得しています。
つまりトランプ政権は、法案を通しやすい状態にあります。これは重要なポイントです。
2-2. 米国がビットコインを戦略的資産とする可能性
トランプ氏は、「ビットコインの戦略的備蓄構想」の法案を検討しており、これが適用されると、アメリカ政府が猛烈にBTCを買い集め始めることに。
100万BTC(1BTC=1500万円換算で15兆円)をアメリカ政府が戦略的に備蓄するという構想だ。備蓄規模はビットコインの最終供給量約2100万BTCの5%前後と大きな比率を占める。
出典:東洋経済オンライン
2-3. アメリカの巨額債務とビットコインの役割
またトランプ氏は、アメリカの莫大な負債を払うためにBTCを活用する可能性を示唆しております。
なぜ米国がビットコインを使って、借金を解消しようとしてるのか?
それは米国が世界一の借金大国だからです。このあたりの事情はこちらの動画でも詳しく解説されております。
以下は動画8:10〜あたりからの引用です。
アメリカが世界一の 借金大国であるということはご存知 でしょうか。2023年第2四半期時点の アメリカの大外債務はなんと25.1ドル となっておりその額は世界第1位です時点 のイギリスが9.1兆ドル
出典:YouTube
つまり、米国はビットコインを大量に買い集めた後、価格を急騰させる動機があります。
借金だらけの国家のバランスシートを、見栄え良く改善しようとしているのかも?
もっとかんたんに桃鉄に例えると、BTCを徳政令カードにしようとしている?
3. ビットコインの需要が増加している実例
3-1. 企業によるビットコインへの積極的な参入
米国のこの動きにいち早く気づいた人たちが、BTCを買い漁っています。
いったい誰が?
それは、企業、国家、機関投資家など、いわゆる大口と呼ばれる団体です。
ここからは、ビットコインが買い集められている事例をカテゴリ別でご紹介します。
3-1-1. マイクロストラテジーのBTC買い集め戦略が成功モデル
まず、BTC買い集め戦略で最も有名なのが、マイクロストラテジー社
画像の通り、企業単体としては、マイニング企業も抑えて圧倒的なBTCホルダーです。
このMSTRのBTC買い集め戦略はワークしており、年初来で400%近く上昇してます。
時価総額が急上昇した事で、最近ナスダック100の指数に組み入れられました。
このMSTRの成功例に倣えと、BTCを買い出す企業が続出しております
3-1-2. 他の主要企業の動き(MARA、RIOT、MSFTなど)
ここからは、最近BTCを購入したりクリプト系のサービスに参入した企業のニュースをざっとご紹介します
(流し見でOKです)。
米上場のマイニング企業MARAやHut 8、ビットコイン追加購入を継続
マイクロソフトも株主からビットコイン保有提案
否決されたものの、提案の土台に乗る事自体がすごい事ですよね。
米アマゾンにビットコイン財務戦略の株主提案「資産5%の保有検討」を要請
マイナーのハット8、株価が12%上昇──SNSでメタとの提携の憶測
ゴールドマンCEO、規制緩和でビットコイン投資開始の可能性を示唆 トランプ新政権が追い風に
テザー社、動画共有プラットフォームのランブルに7億7500万ドルを出資──ランブル株は41%急騰
米上場企業セムラーサイエンティフィックのビットコイン買い増しが判明、 保有量1058BTCに
米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラー・サイエンティフィック SMLRもこの通り、BTC買い集め戦略をとった11/5あたりから急騰してます。
米上場企業Worksport、ビットコインとXRPへ分散投資
中国、仮想通貨投資緩和の兆しか アリペイにビットコインETFの関連広告
ナスダック上場の不動産企業「ラ・ローザ」、仮想通貨決済を導入へ
米上場企業のKULRテクノロジー、 約2100万ドルでビットコインを購入
このMSTRモノマネ戦略で日本で有名なのがメタプラネット。もう完全にビットコイン企業としてブランディングを変更していますね。株価も10倍以上になり話題になりました。
じっさい世界でこんなにもたくさんの企業がBTCを保有しています。
実体は何も変化してないのにBTCの保有を発表するだけで、株価上がるならそりゃ経営者は真似しますよね…。
今後も企業によるビットコイン購入やクリプトサービス導入の流れは加速していくかと。
3-2. 国家によるビットコインへの注目の高まり
企業だけではありません。国家も続々とビットコインへの参入を検討しています。
ここからは、各国のビットコインの準備金戦略やBTC関連の検討状況をまとめます。
3-2-1. テキサス州やロシア・ドイツなどの事例
アメリカ全体ではなく州単位でも、BTC準備金の提案が出ています。
「仮想通貨をドイツ中央銀行の外貨準備に」リントナー元財務相が提案
こちらは、ビットコイン準備金ではありませんがイスラエルでもBTC関連の新しいファンドが立ち上がります。
韓国の仮想通貨投資家が大幅増加 トランプ氏再選で市場に期待か
韓国ではクリプト投資家が爆伸びしてますね。
以下に、記事公開後新しい関連ニュースがあればまとめていきます。
チェコの中銀、ビットコインの準備金保有を議論 総裁が購入を提案
イタリア最大の銀行インテーザ・サンパオロ、ビットコインに初めての投資
3-2-2. 世界的なトレンドと日本の立ち位置
日本政府、準備金のビットコイン導入について「検討を考えていない」
一方で我が国、ジャパンは、、ダメだコリャw
日本の年金基金GPIF ビットコインや金などの情報提供を求めると発表
年金運用のポートフォリオに加えられる可能性はありますが、時間かかりそうですね…。
3-3. その他、機関投資家などの動向
ビットコインに注目してるのは、企業や国家だけではありません。
巨額の資本を扱う機関投資家などの間でも、注目が高まっています。
3-3-1. ETFやヘッジファンドのビットコイン参入状況
世界最大級のヘッジファンドの創業者も、ビットコインに強気です。
“レイ・ダリオ氏は、世界の金融システムに「差し迫った債務マネーの問題」があると警鐘を鳴らし、金やビットコイン(BTC)といった「ハードマネー」への投資を推奨した。”
出典:レイ・ダリオ氏が世界の「債務危機」に警鐘「ビットコインと金への投資を」
3-3-2. 金や他の資産クラスとの比較
12月16日時点で、米国のビットコインETFの運用資産総額(AUM)は1,290億ドルを超えた。一方で、米国の金ETFの運用資産総額はそれにわずかに及ばなかったとされる。
出典:ビットコインETFが金ETFのAUMで逆転=K33リサーチ
また最近、日経もこんな記事を出しておりました。
ビットコインの注目度がいかに高まっているか、掴めてきたでしょうか。
次は、別の観点から、これだけBTCの需要が伸びてるのに、供給は減少している話をします。
4. ビットコイン供給減少の傾向と価格への影響
4-1. 中央集権型取引所からのBTC流出データ
こちらの方の投稿の通り、最近ビットコインが取引所から引き出されまくってます。
(諸説ありますが)このような動きは一般的に、 すぐに売るつもりがない投資家が、より安全な自分のハードウォレットなどに退避する際によく見られる傾向です。
BTCの取引所残高の最新データは、coinclassでも確認できます。
BTCがATHを記録した11月あたりから、取引所残高の減少が加速してますね。 つまり現物で、売り圧となる弾が、ほとんど装填されていない状態です。
ここまでまとめると、、
BTCを買いたい人はどんどん増えているのに、ビットコインの供給は減り続けていると言う事。
いずれは需供のバランスが崩れ、ある日突然、ビットコインが信じられないような急騰を見せる可能性があります。
4-2. 供給に対して異常な出来高が発生した実例(トロンの例)
画像はトロン(TRX)のチャートです。
時価総額ランキング10位前後の大型アルトであるTRXが、先日わずか1日で100%もの急騰を見せました。
市場の流通(供給)量に対して、異常に大きい出来高(需要)が発生すると、このような値動きになります。
BTCでも、条件が揃えばこれ以上の事が起こるかも知れません。
5. まとめ:1BTCが1億円を超えるシナリオ
5-1. BTCの需要と供給のバランスが崩壊(国家や企業のFOMO)
本記事のまとめ:BTCが1億円を超える条件
- (需要👆) 米国のBTC準備金戦略が実現し、企業も国家もBTCを買い続ける
- (供給👇)取引所からビットコインが引き出され、BTCの枚数が減り続ける
この傾向が続くと、出遅れた国家や企業、機関投資家が乗り遅れる恐怖(Fear of Missing Out)を感じるでしょう
(こちらの方の意見に同意です)
つまり、BTCが1億円を余裕で超えるシナリオは、この2つの条件が揃うと、実現する可能性があります。
①ビットコインの需要は増え続け、取引所残高の供給は減り続ける
②国家、企業、機関投資家がFOMOり、イナゴのようにバッタバッタとBTCに飛びつき買いする
5-2. リスク:強気相場でもBTCに20%超の急落はあるある
とはいえ、BTCは強気相場においても急落は頻発することを忘れないで下さい。
画像の通り、通常のバブル相場でもBTCには、20%級の急落が何度もあります。今の水準からだと8万ドルを覗く下落がある日突然来たとしても、あるあるの範囲です。
先ほどのトロンチャートTRXの例でも、急騰後ほぼ元値付近まで戻っています。流動性が減るとボラが高くなりがちです。
BTCも取引所から残高が減るにつれ、上下に激しく揺さぶられる傾向がより強なるかと。
5-3. 2025年のビットコイン市場予測メインシナリオはこちら
また冒頭でお話しした通り、この1BTC1億円超える説はサブシナリオです。
この流れは続くと思いますが、2025年末までに市場のビットコインが枯渇するほど買い圧力が来るのはハードルが高い。
おそらく4年後〜次のバブルあたりでは、現実となる可能性がより高まるかと思います。
BTC投資の成功は、決して平坦な道にあらず
では今回のぼくのメインシナリオは?と言うと
2025年のBTCの相場感はこちらの通りです。
最高値については、良くても14〜20万$前後で頭打ちかなーと。
今のところはふんわりイメージしてます。(投資助言ではありません、個人の妄想です)
また本記事は、先日Xで投稿したポストをまとめたものです。
今後も、記事の原稿としてまずXにポストして、完全版をブログに更新していく予定。
速報を見たいという方は、ぷらはのXアカウントをフォローして下さい。