この記事では、Binance(バイナンス)に上場予定の草コインを事前に知るための方法を詳しく解説します。特に、国内からはアクセスが難しい「バイナンスアルファ」の情報を、日本人でも簡単に確認する方法を紹介。
最新の上場予定銘柄を見逃さないためのコツや、草コイン投資のポイントも抑えます。
本記事の執筆者
クリプトが大好きで、毎日まじめにリサーチしてます。
主にポスプラで活動中。
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・PostPrime年間アワード Analyst賞受賞
1. バイナンス効果とは?【アルトコインが突然急騰する理由】
バイナンス効果とは、アルトコインが突然急騰する現象のこと。
世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスに上場することで、多くの投資家の注目を集めます。クリプト業界で有名なメディアであるコインデスクにも、バイナンス効果について解説記事があります。
レン&ハインリッヒは、26の暗号資産を18カ月にわたって追跡。バイナンスに上場した暗号資産は、価格が上場初日に41%、3日目に24%上昇しているという。この調査結果は、少なくとも短期的には暗号資産に利益をもたらす「バイナンス効果」の存在を証明した。これは以前「コインベース(Coinbase)効果」と呼ばれた現象と似ている。”
出典:COINDESK
となれば、Binanceに上場する可能性がある銘柄を事前に知りたいですよね。
2. バイナンスアルファ(Binance Alpha)とは?
2-1. 世界最大の仮想通貨取引所Binanceの上場候補リスト
バイナンスアルファとは、Binanceが2024年12月にはじめた新しいサービスです。
将来的に上場する可能性があるアルトコインを、Binance Alphaとして発表しています。
“保証はありませんが、Binance Alpha で紹介されている一部のトークンは、将来的には Binance Exchange への上場が検討される可能性もあり、ブロックチェーンと Web3 環境に永続的な影響を与える可能性のあるプロジェクトに関する貴重な洞察をユーザーに提供します。 ”
出典:Binance.com
2-2. もう騙されない!Binance公式情報を参考にして、スキャムを回避
Binanceアルファの銘柄リストは、今後注目が集まりそうなアルトコインを事前に把握するのに役立ちます。
仮想通貨の世界でこの手の情報は安易に信用できません。
詐欺師にスキャムトークンを掴まされたり、事前に仕込んで売り払うインフルエンサーに煽られて、高値掴みさせられるのもあるあるです。
しかしBinanceアルファならば、バイナンスが公式に選定しているため、信頼性が高いと言えるでしょう。
バイナンスの中の人もこのように投稿されています。
“#BinanceAlpha 🚀🚀詐欺師による偽アルファはもうありません🙏
公式ソースのみを信頼してください‼️”
出典:X
2-2. バイナンスアルファ掲載から上場までの値動き解説
バイナンスアルファに掲載されると、その瞬間から注目を集め、草コインの価格は急変動します。その値動きを理解し、適切なエントリータイミングを見つけましょう。
基本的には、バイナンスアルファに掲載した直後に急騰からの急落。その後ボラがなくなり、有望なトークンは上場に向けてゆるやかに上昇するのが典型的なパターンです。
逆に注目度が低い草コインは、アルファ掲載をピークに下がり続けるので注意が必要。
また、こちらのデータによると、時価総額が小さいものの方がパフォーマンスが良かったようです。
ただし12/23までの一部のデータです。
その後も多くのアルトコインが、バイナンスアルファに掲載されており、傾向は変わっている可能性もあります。結論として、バイナンスアルファの掲載から上場までは値動きが激しいため、注意が必要です。
それでも無限に発生する草コインから、大手に上場する可能性が高い仮想通貨を絞り込むことで、無作為に投資するよりも優位性を得られるはず。
3. 最新情報:バイナンス上場予定の草コインリスト
3-1. 最新の公式発表「バイナンスアルファ」銘柄リスト
ここでは、バイナンスアルファに掲載されている最新の上場予定銘柄について解説します。
次々と出てくる公式発表を全てまとめました。ここまで網羅したリストは他で見たことありません。
というかめちゃくちゃ探したので見つからないので、しかたなく自分で作りました。
上記が2025年1月17日時点までに発表があった、バイナンスアルファ最新のリストです。
現時点で第16弾まで発表されており、74のアルトコインが掲載されています。
3-2. 筆者が注目するバイナンスα銘柄のポイント
以下はXで見つけたBinanceアルファのポートフォリオ図。
こちらは2024/12/23時点までのリストで情報は古いですが、カテゴリーが参考になります。
今勢いがあるAIエージェントが多いですね。
この内、AIXBTやCOOKIE、CGPTはすでに本家Binannceに上場しましたがいずれもAI系。
市場の注目度の高さが伺えます。ぼくが気になるのも主にAI系です。
未上場のものだとGAME、LUNA 、ZERBROあたりがよく見かけます。
DeFAIという最近の新しいトレンドの主役であるGRIFFAINも気になりますが、価格が上がり過ぎてて入りづらい。押し目まち。
そのほかではぼくはDeSciの領域に注目しています。
一つ一つのプロジェクトを掘り下げると、めちゃくちゃ長くなるので、また別の機械に…。
もし需要がありそうならブログに書きます。
4. バイナンスウォレット不要!日本人が上場候補を確認する方法
4-1. Binance公式サイトで仮想通貨上場情報をチェックする手順
ちなみに上記のBinanceアルファのリスト作成にめちゃんこ手間がかかりました。
なぜなら日本人は、この情報にアクセスしづらくなっているためです。
ざっくり言うと、バイナンスウォレットを作成しないと公式アカウントの案内からは辿れなくなってます。
しかし、日本人には作成できないという罠でした。
その辺りの事情は、Xでスレッド投稿にまとめています。
この記事の原案になってるものです。ご興味あればご覧ください。
4-2. Binanceアルファの最新情報を見逃さないコツ
前述の通り、バイナンスアルファに掲載されるとそのアルトコインは急騰しがちです。
短期のトレンドに乗るデイトレーダーならいち早く検知したいですよね。
そんな時は、バイナンスウォレットの公式Xをフォローして通知をONにしておくのがおすすめです。
さらにXからの通知をオンにしておくと、バイナンスウォレットが投稿したらいち早く気づけます。
ただバイナンスα以外の関係ない投稿も多く、ノイズがあるのが課題ですね。
もっと良い方法をご存知の方がいればご教示ください。
5. バイナンス効果を活かした仮想通貨投資戦略
5-1. 上場前に草コインを仕込むためのタイミングと方法
バイナンスアルファで利益を得るトレード戦略は主に二つです。
バイナンスアルファを活用した戦略
- 前述の方法でいち早くBinance Alphaの発表を検知し、初動に乗る
- 👆の後ボラが落ち着いたタイミングでエントリーし、本家Binanceへの上場を狙う
1)は相場に張り付いてられる専業デイトレーダー向けです。
2)の方が現実的ですが、実際に上場する可能性が高い有望なプロジェクトを見極める必要があります。
どうやって有望なアルトコインを絞り込むかは、日々のリサーチにかかってきます。
過去に上場されたトークンであるAIXBTやCOOKIEを見ても、基本的には市場の注目度が高いものが上場する可能性が高いようです。しかし、それを調べるのもかなり大変ですね。
精度は落ちますが、AIエージェント系なら以下のサイトでどこが注目を集めているか簡単に調べることができます。
cookie.funというAIエージェントの分析サイトです。
バイナンスアルファから真っ先に上場されたCOOKIEは、このプラットフォームの成長が評価されたもの。
このサイトにはマインドシェアやスマートフォロワーでソートできる表もあります。
5-2. アルトコイン投資で失敗しないための考え方
アルトコイン投資で失敗しないための考え方として、時価総額が大きい株式やビットコインへの投資と根本的に性質が異なることを理解しておきましょう。
特にバイナンスアルファに乗るような、時価総額が小さい草コインは時間軸がぜんぜん異なります。
株の世界で1年かけて形成するチャートが、草コインの世界では1週間、あるいは1日で終わることも。
いかに早くトレンドに乗り、逃げ遅れずに利確できるかが勝負です。
“2017年にICOに参加し、2020年にDeFiに参加し、2021年にNFTに参加し、2024年にミームコインに参加し、そして2025年にはAIコインに参加している同じ集団。
私はこれを「カジノ集団」と呼んでいます。その大半はテクノロジーや文化に興味も理解もなく、ただお金を稼ぐためだけに参加しているだけだと思います(ハイパーギャンブルとも呼ばれます)。”
出典:X
先日Xでバズっていた投稿。めちゃくちゃよい言語化だと思います。
そこにどんな人たちが参加してるのか?その特性を理解しておくことはどんな市場でも重要です。
アルトコインは、投資というよりトレードと割り切った方が良いかと。
またこちらは昔にXでバズった投稿ですが、クリプトは美人コンテストという考え方も秀逸だと思います。
アルトコインが急騰する要因、いくつかのパターン
・カルト的な指導者の存在
出典:X
・優れたブランディング
・部族的なコミュニティ
・パートナーシップのお知らせ(有名ブランドとの)
・AIのような現実社会の盛り上がりに乗る
・1枚あたりの価格<1セント(ユニットバイアス)
・インフルエンサーなどが後方から支援
上記のような要素を持つ草コインを早期に発見するのがポイントです。
6. 日本人投資家向けの注意点:草コイン投資のリスクと解決策
6-1. MEXCを使ってバイナンス効果をフル活用
ここまでバイナンスアルファの銘柄や投資戦略をお伝えしてきました。
しかし、こんな草コインどこで買えるの?と疑問に思う方も多いでしょう。
日本の取引所は取り扱いが少な過ぎて論外ですが、海外取引所で日本人ユーザーが多いBYBITより圧倒的にアルトコインの種類が多い。
MEXCでは、よく言えば迅速に悪く言えば軽率に、すばやくトークンを上場してくれます。
草コインが急騰するフェーズ
- ①まずはDEX(分散型取引所)で注目が集まる
- ②MEXCのような中規模のCEX(中央集権取引所)に上場して急騰
- ③DEXから早期参入してた投資家の利確で急落
- ④BinanceやBYBITのような大型CEXに上場して
③の押し目から底の形成を見極めて入り、④で利確するのが基本戦略です。そのためにもMEXCのようにいち早くトークンを上場してくれる取引所は必須。
①で入れば一番早いのですが、DEXを使ってトレードすると税金計算がしぬほど面倒だったり、スキャムの数がCEX以上に多過ぎてリスクが高いのでぼくは使ってません。
6-2. 国内規制を考慮した海外取引所の選び方
ぼくもメインでBYBITを使ってますが、AIエージェントの波にいち早く乗りたくて、最近MEXCを開設しました。
なんと今だにKYC無しでふつうに使えて驚きました。個人情報の心配なく気軽に使えて安心です。
しかし、「MEXCは信頼性が低い」と考える人もいるかもしれません。
じっさい先日、金融庁から警告を受けて話題になりました。
KuCoin
出典:COINPOST
bitcastle LLC
Bybit Fintech Limited
MEXC Global
Bitget Limited
日本では、暗号資産交換業を行うためには金融庁・財務局への登録が必要であるが、これらの取引所は、無許可で日本の利用者向けにサービスを提供していたものと見られる。
警告を受けた中に、MEXC以外にもBYBITやBITGETも入ってますね。
逆に言えばMEXCもそれだけ日本人ユーザーが多いから、この5社に入っているとも言えます。
また上記のとおりこの警告は、取引所が勝手に国内で営業してることに対してであり、ユーザーが使う分にはなんの問題もありません。
Binanceもかつては同じ警告を受けており、日本人はBinanceから締め出され、バイナンスジャパンに移行しました。
上記5つの取引所も、将来的に使えなくなる事があるとしても、この件である日突然、完全に締め出されてお金を引き出せなくようなリスクは低いでしょう。むしろそんな対応をしたら金融庁ぶち切れ案件です。
ふつうに考えたら、使えなくなる前に猶予を持った告知があるか、バイナンスジャパンのように日本向けサービスに移行を促される事になるかと。
そのようなリスクを考え出したらキリがないので、少なくとも何の問題もなく使えてる今のうちに開設して、エッジを狙うのは良き戦略と考えます。
とはいえ、国内の取引所に比べてリスクが高いの事実なので、複数の取引所にポートフォリオや用途を分けて、資金管理はしっかりやりましょうね。
草コインの早期投資に必須の取引所 MEXCの紹介コードもいちおう置いておきます。
1月までなら条件を満たせばお互い100$貰えるみたいです。日本円でだいたい15,000円くらい。大金ですね。